重たい物を持ち上げる時のコツは？

重たい物を持ち上げる瞬間に、腰を痛める事もあります。

ふっと気を抜いた時に「ビキッ！」とやってしまうのですよね。

荷物だけではありませんよ。

例えば、介護で寝たきりの人を持ち上げる時にも、心がけてください。

まずは、自分の足裏の位置をしっかり定めましょう。

足裏から大地の力を借ります。

そして、息を吸って、下腹を膨らませます。

息を止めます。

「ふん！」と持ち上げます。

人間は、筋力だけで作業しようとすると筋肉を痛めます。

下腹に力を入れるというのは、肺に空気を入れて、横隔膜を下に下げるのです。

すると、お腹の圧力が上がるのです。

腹圧と言います。

バーベルを持ち上げる選手は、腰にベルトを巻いて、お腹を締めますよね。

あれは、腹圧を上げるために、ベルトを巻いているのです。

武道家が、帯を締めているのも同じ理由です。

内臓の内側からの圧力を利用しているわけです。

重たい物を持ち上げる時は、

1、自分の足裏で踏ん張る位置を定めます。

２、息を吸ってお腹を風船のように膨らませる。

３.息を止めて、下腹に力をいれる。

４、「ふん！」と持ち上げる。

という事を頭に入れておいてください。

これは、実は、仕事や此処一番はモノにするぞ！という時にも、応用できます。

これが気合を入れるという事です。

私も、患者さんに、この箇所ははずせない。と読んだら気合いを入れて押圧します。

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